千葉県船橋市の少女(当時18)を車に乗せて財布を奪い、畑に生き埋めにして殺害したとして強盗殺人と逮捕監禁の罪に問われた女性被告(21)=犯行時は未成年=の控訴審判決が11日、東京高裁であった。後藤真理子裁判長は無期懲役とした一審・千葉地裁判決を支持し、弁護側の控訴を退けた。
被告側は強盗殺人罪について、無期懲役となった男2人(1人は上告中)との共謀を否定した。高裁判決は「被告が『被害者は3日後にいなくなる』と発言していた」という関係者の証言や、被害者を車に乗せた経緯を踏まえ、共謀を認定した一審を追認した。
判決によると、被告は、自分の友人の卒業アルバムを被害者が返さないことに腹を立て、男らと車で少女を連れ回し、同県芝山町の畑に掘った穴に生き埋めにした。(阿部峻介)