亡き夫婦が残した味と縁 津波で一度絶えたカツ丼復活へ——贯通日本资讯频道
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亡き夫婦が残した味と縁 津波で一度絶えたカツ丼復活へ

震災前、宮城県名取市閖上で皆に愛された食堂があった。津波で店の主人夫婦が犠牲になり、一度は絶えた味。人と人の縁が幾重にもつながり、来春、閖上で再建される街に「ももやのカツ丼」が復活する。


「ももや」は閖上2丁目にあった。今から50年前、漁船員だった夫に先立たれた渡辺もも子さんが、3人の娘と始めた店だ。震災の時は、店を継いだ長女渡辺由美子さん(当時68)、重治(しげじ)さん(同70)夫婦が切り盛りしていた。


一番人気はカツ丼。肩ロースのカツに甘じょっぱいタレがしみ、とろり半熟の卵がかかる。閖上の人はよく出前を注文し、重治さんがライトバンで配達した。店はたいそう忙しかった。


2011年3月11日。


渡辺家の末の妹で宇都宮市に住む小島静香さん(68)のもとに、この日朝、由美子さんから宅配便が届いた。静香さんの義母の命日にと、仙台のモナカと、ももやでダシに使っていたサバ節ひと袋。静香さんは電話で「ありがとね」「またね」と言葉を交わした。それが最後。


8日後、静香さんは遺体安置所…


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