米グーグルが、中国での検索事業への再参入について慎重姿勢に転じた。スンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)が11日、米下院の公聴会に出席し、再参入について「現時点では計画はない」と語った。
グーグル、中国へ再進出? 波紋呼ぶ「ドラゴンフライ」
公聴会では米議員から、グーグルが内部で中国再参入を検討していることへの批判が相次いだ。ピチャイ氏は「(再参入に向けた)内部的な努力は行ったが、現時点では、中国に検索製品を投入する計画は何らない」と説明した。
ピチャイ氏は10月、再参入に向けた中国向けソフトの試作を認めた際に「中国市場の重要性や利用者の多さを考えれば(探求は)重要だと考えている」と再参入に前向きな姿勢を見せていたが、11日の証言ではトーンを後退させた。
ただ、ピチャイ氏は一般論とし…