東京・原宿の竹下通りで1日未明、暴走した軽乗用車に通行人8人が相次いではねられ負傷した事件で、殺人未遂容疑で逮捕された住居、職業不詳の日下部(くさかべ)和博容疑者(21)は約1カ月前に運転免許証を取得したばかりだったことが捜査関係者への取材でわかった。東京での居住歴もあり土地勘があったとみられる。警視庁は、日下部容疑者がいつ計画したのか、動機とともに詳しく調べている。
捜査関係者によると、日下部容疑者は昨年12月28日ごろに大阪府内でレンタカーの軽乗用車を予約。31日昼ごろには、この車を運転して今回の現場近くの明治神宮付近に到着し、待機していた。運転免許証は12月上旬に取得したばかりだった。日下部容疑者は大阪府内で暮らしていたが、過去に東京に住んでいた時期もあったという。
「明治神宮の人混みで高圧洗浄機で灯油をまき、火をつけようと思った」と供述している。警視庁は、直前に免許を取得し土地勘もあった日下部容疑者が、年末年始に人が集まる場所に狙いを定めて上京した疑いがあるとみている。
高圧洗浄機や灯油は軽乗用車の…