大阪府警は5日、大阪市浪速区塩草1丁目のマンション敷地内で、3階に住む男児(2)が頭を強く打って倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡したと発表した。母親(36)は「おもちゃを片付けず、しつけでベランダに出していた」と話しているという。府警は、男児が自宅ベランダから誤って転落したとみて経緯を調べている。
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浪速署への母親の説明によると、男児をベランダに連れ出したのは3日午前11時40分ごろ。「家族で遊びに出かける時間になってもおもちゃを散らかしたままだったため、しつけるつもりだった」と話しているという。男児の声が急に聞こえなくなって様子を見たところ、約9メートル下の敷地に倒れていたため、母親が同55分ごろに119番通報。男児は搬送されたが、5日に死亡した。
ベランダの手すり壁は高さ約1・2メートルで、手前に水槽などが置かれていた。署は男児がこれらを踏み台にして転落した可能性が高いとみている。男児は両親と兄(8)との4人暮らし。父親(36)は外出中で、兄は室内にいた。