米国のトランプ大統領が、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長に2回目の米朝首脳会談の時期と場所について提案をしたと、複数の米朝関係筋が明らかにした。関係筋の一人によれば、2月の第3週にベトナムでの開催を打診しているという。北朝鮮は回答を保留しているという。
トランプ氏は昨年末、正恩氏にクリスマスカードを送った。正恩氏も親書で応じ、トランプ氏がさらに返書を送ったという。この過程で、米朝首脳の再会談の提案があったようだ。米朝は最近、米ニューヨークでも接触したが、正式な合意には至っていないという。
米側がベトナムを挙げているのは、北朝鮮との距離の近さにある。米政府関係者によると、米政府は当初、正恩氏の留学先だったスイスなど欧州の都市を候補に考えていたが、正恩氏が長距離を移動する点に北朝鮮側が難色を示したという。ベトナムは1回目の開催地のシンガポールのように、両国代表団や各国のメディア関係者を収容する施設の受け入れ能力も高いと評価されているという。
米国とベトナムはベトナム戦争…