学校法人森友学園(大阪市)による補助金不正事件で、大阪地裁(野口卓志裁判長)は25日、詐欺罪などで起訴された学園の前理事長、籠池泰典被告(65)と妻諄子(じゅんこ)被告(62)に対する初公判を3月6日に開くことを決めた。関係者によると泰典被告は起訴内容の一部を否認し、諄子被告は無罪を主張する方針という。
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起訴状によると、両被告は2016年2月、学園が大阪府豊中市の国有地に開校を目指した小学校建設工事にからみ、虚偽の契約書を提出するなどして国の補助金約5644万円を詐取。11~16年度、学園運営の幼稚園などで病気や障害のある園児に特別な支援をしたと偽るなどして府と大阪市の補助金計約1億2千万円を詐取したとされる。
関係者によると、泰典被告側は…