営業中の路線バスの運転手に向けてレーザー光を照射したとして、警視庁は東京都港区南青山、無職浅川善紀容疑者(38)を暴行と威力業務妨害の疑いで逮捕した。目黒署への取材でわかった。容疑を認め、「バスに割り込まれて腹が立った」などと供述しているという。
署によると、浅川容疑者は昨年7月17日午前8時40分ごろ、東京都目黒区目黒1丁目の「権之助坂」のバス停に停車中の東急バスに乗用車を横付けし、車内から30代の男性運転手に向けて、会議でスクリーンを指し示す際などに使われるレーザーポインターで、光線を照射して左目を視覚不良にさせて、業務を妨害したというもの。この後、運転手は乗務に支障が出たため、別の運転手と交代したという。