保険代理店に勤めていた保険外交員ら25人が、給与から経費を違法に天引きされたなどとして、代理店を経営する4社に計約7100万円の損害賠償を求める訴訟を全国の5地裁で起こしていたことがわかった。被害弁護団が4日、都内で会見し、明らかにした。
弁護団によると、原告は、東京や千葉に本社がある保険代理業者計4社の元外交員ら。昨年4月以降、札幌、東京、広島、長崎の各地裁と福岡地裁小倉支部に提訴した。
訴えによると、入社の際には、「基本給と保険契約の獲得に応じた業績給を支給する」と説明された。ただ、実際には会社に所属するための「在籍料」や業務用のパソコンの使用料、会社が支払う分の社会保険料などが天引きされていたという。
会見に出席した原告の30代男…