米国務省は4日、韓国を訪問中の米国のビーガン北朝鮮政策特別代表が6日に平壌を訪問し、北朝鮮側のカウンターパートである金赫哲(キムヒョクチョル)・元駐スペイン大使と会談すると発表した。両氏は、2月末に予定される2回目の米朝首脳会談の時期や開催地をめぐって、最終調整する予定だ。
米国務省は4日の声明で、2回目の首脳会談で前進を図るべきテーマとして、北朝鮮の完全な非核化に加え、米朝関係の転換や、朝鮮半島の持続的な平和構築も挙げた。非核化問題だけを優先させるのではなく、昨年6月の首脳会談で合意した平和問題などほかの課題についても、北朝鮮の求めに応じて「同時並行」方式で取り組む姿勢を強調したものとみられる。(ワシントン=園田耕司)