トランプ米大統領は5日、今月27、28日にベトナムで2回目の米朝首脳会談を開くと自ら公表し、自信を示した。会談では、再び「歴史的な成果」を強調するとみられる。しかし、肝心の北朝鮮の非核化について、昨年6月の1回目の会談以降も核・ミサイル開発が無傷で継続されている実態が、朝日新聞が入手した国連専門家パネルの最新の報告書で明らかになった。
なぜダナンの名が挙がるのか 米朝会談地選びの要点解説
「大胆な新しい外交の一環として、朝鮮半島の平和のための歴史的な前進を続ける」
トランプ氏は5日夜、年に一度、大統領が連邦議会で演説する一般教書演説の晴れ舞台で、2回目の首脳会談の自信を示した。「(北朝鮮の)金正恩(キムジョンウン〈朝鮮労働党委員長〉)との関係はいい」とも語り、自らが乗り出す会談で「成果」を演出する考えとみられる。
しかし、肝心の北朝鮮の非核化は進んでいない。
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