トランプ米大統領は7日、米中通商協議の期限である3月1日までに中国の習近平(シーチンピン)国家主席と会談するか記者団に確認を求められ、「会わない」と述べた。トランプ氏は1月末には2月中に首脳会談する意向を示し、中国への大幅な譲歩と受け止められていただけに、米政権として軌道修正を図ったとみられる。
これに先立ち、複数の米メディアが「米政権高官」の情報として、3月1日までの会談の可能性が「非常に低い」との見通しを報道。米CNBCは、2月27~28日にベトナムで開く予定の米朝首脳会談も抱えているため、準備が追いつかない、との見方を伝えた。
トランプ氏は1月31日、ツイッターで「友人である習主席と私が近い将来に会って初めて、最後のディール(合意)がなされる」と投稿。その日の中国の劉鶴(リウホー)副首相との会談の場で、中国側が打診した首脳会談について「1回か2回はある」と述べ、合意に向けた強い意欲を示していた。
対中強硬派のライトハイザー通…