JR中央線の線路に向けて発炎筒を投げ込んだとして、警視庁は東京都八王子市の高校1年生の少年(16)を威力業務妨害の疑いで15日に逮捕した。高尾署への取材でわかった。少年は容疑を認め、「ユーチューブで発炎筒を投げて電車を止める動画を見た。本当に止まるのか試したくて投げた」と述べているという。署は18日に少年を釈放し、在宅で捜査している。
署によると、逮捕容疑は9日午前7時25分ごろ、八王子市東浅川町の路上から、JR中央線の線路に向けて火をつけた発炎筒を投げ込んだというもの。発炎筒は線路手前の地面に落ち、電車の運行に影響はなかった。目撃者から110番通報があり、沿線の防犯カメラの映像を解析するなどして少年を特定した。少年は「発炎筒はインターネットで計10本買った」と説明しているという。