愛知県豊田市九久平(くぎゅうだいら)町で昨年秋、ログハウスの寺の本堂ができた。「寺離れと言われる時代だから、気軽に立ち寄れる場所にしたかった」。老朽化で建て替える際、住職は長年の願いをかなえた。
同市松平地区の市立九久平小学校すぐ近くにある高徳寺。明治元(1868)年に建てられたという鐘楼門をくぐると本堂がある。
樹齢約100年、地元産の杉の丸太100本あまりを使っている。広さは100平方メートル。仏像が並ぶ本堂内部には、タイルが敷かれ、靴を脱がずに入れる。休憩用の机と椅子があり、お茶も置かれ、一角では写経ができるようになっている。
昨年1月に解体した旧本堂は、…