トランプ米大統領は24日、米中通商協議で「重要な構造問題で相当な進展があった」として、3月1日の交渉期限を延期し、同2日を予定していた関税引き上げも猶予すると正式に表明した。習近平(シーチンピン)国家主席との首脳会談での最終合意にも意欲を示した。
中国側も国営新華社通信が25日朝、ワシントンで24日まで開かれた高官級協議で協定書の文面の議論に入ったとの記事を配信した。米中通商紛争は当面、沈静に向かう見通しとなった。
トランプ氏は24日夕、ツイッターで「知的財産の保護、(中国の強制的な)技術移転、農業、サービス、為替その他多くの課題を含め、重要な構造問題で相当な進展があった」と指摘。「生産的な協議結果を踏まえ、関税引き上げを延期するだろう」と述べた。
米政権は中国の知財侵害などを…