マドゥロ大統領による独裁的な支配への反発から政情不安が広がっている南米ベネズエラの問題で、米州諸国14カ国でつくる「リマ・グループ」は25日、コロンビアの首都ボゴタで会合を開いた。会合にはペンス米副大統領も出席。同グループの参加国が平和的な解決を主張する一方、ペンス氏はマドゥロ政権への制裁を拡大することを明らかにし、軍事介入の可能性も示唆した。
会合では、冒頭からペルー副外相が「平和的な形で解決されるべきだ」と発言。ベネズエラと国境を接するブラジルの副大統領は「軍事介入にブラジルの領土を利用させない」と述べ、コロンビアも軍事介入を拒否する姿勢を示した。最終的に、ベネズエラの民主的な政権移行と社会や経済の再建を支援し、平和的な解決を求めるとした。
米国などからの人道支援物資の運び込みに失敗した反マドゥロ派で暫定大統領就任を宣言したグアイド国会議長は、軍事介入を含む措置を求めていた。
一方、ペンス氏は会合で、米国…