国土交通省は8日、災害時に土砂災害が発生する恐れがある高速道路16カ所、計85キロを片側2車線に増強すると発表した。事業費4400億円には財政投融資を使い、管理費や利息を含めた償還ベースでは5千億円になる。
昨年に政府が行ったインフラの緊急点検で、災害時の復旧作業をスムーズに進めるには道路網の整備が必要だとして、増強箇所の選定を急いでいた。今夏をめどに、追加の2車線化区間を決めるという。
片側が2車線に増える区間
道東道(北海道)トマム―十勝清水
秋田道(秋田・岩手)湯田―横手
磐越道(新潟)三川―安田
富津館山道路(千葉)富津竹岡―富津金谷
東海北陸道(富山)白川郷―五箇山
舞鶴若狭道(京都・福井)舞鶴東―小浜西
広島呉道路(広島)坂北―呉
岡山道(岡山)有漢―北房JCT
米子道(鳥取)江府―溝口
徳島道(徳島)脇町―美馬
松山道(愛媛)内子五十崎―大洲
東九州道(福岡)苅田北九州空港―行橋、(大分)宇佐―院内、大分宮河内―津久見、(宮崎)宮崎西―清武
(注)明記がない場合はIC