俳優の中村アンさん=2019年2月24日、東京都中央区、池田良撮影
[PR]
3月8日は、国連が定めた「国際女性デー」です。男女格差が大きいとされる日本を、若い人たち、とりわけ女の子たちが、性別にとらわれず生きることができる社会に――。俳優やモデルとして活躍する中村アンさんは、「年齢を物差しにしないことが大事」と話します。
国際女性デー インタビュー特集はこちら
◇
芸能界に入ったのは大学卒業と同じころでした。周りから「今から? 遅くない?」とも言われましたが、好奇心で向かっていって。高校、大学とチアリーディング部だったので、「スポ根」というか、「気合で頑張れるのでは」と飛び込みました。
親とまず「3年間」という約束で芸能界に入りましたが、最初は仕事がなくて。目標ややりたいこともふわっとしていた。人生で一番ひまだったし、20代前半はもんもんとしていました。「売れたい」と覚悟を持って出たバラエティー番組が、世の中に知られるきっかけに。辛口キャラとも言われましたが、前のめりに行かないと次につながらない。「がつがつするなんて恥ずかしい」と思っていたけど、やる気や誠意を表すことが大事だとよくわかりました。
一つのことを頑張っていると、…