フィリピンの格安航空会社(LCC)「セブ・パシフィック航空」に日本公式マスコットキャラクターが誕生し、6日、成田空港で初めて乗客に披露された。
「フィリピンに生息する『フィリピンイーグル(ワシ)』と友達になりたい日本のワシの女の子」という設定。一般公募で「セッピー」と名付けられた。セブとハッピー(幸福)を組み合わせたという。
昨年5月に日本支社(東京)を開設し、日本の市場へのアピールを強化しようと、日本向けのキャラクターを制作。体は、運航する機体のカラーに合わせ、太陽をイメージした黄色を基調に海と空の2種類の青、草木の緑をあしらった。
デビューとなった6日は、午後に成田を出発するマニラ行き2便とセブ行き1便の搭乗口に現れ、乗客らに翼を振って愛嬌(あいきょう)を振りまいた。乗客らは「かわいい」と言いながら、一緒に記念写真に納まるなどしていた。ゲートではスタッフがステッカーを配って、フィリピンへの旅行をPRした。
セブ・パシフィック航空は、年間の有償旅客数がフィリピン最大とされ、日本へは成田の週21便をはじめ、中部、関西、福岡に各週7便就航している。(福田祥史)