日本の航空会社としては初めて全日空(ANA)が導入し、成田―ホノルル線で運航する、エアバス社の総2階建て世界最大の旅客機A380「FLYING(フライング) HONU(ホヌ)(空飛ぶウミガメ)」の機内が23日、報道関係者らに公開された。
1階にエコノミークラス383席、2階にはファーストクラス8席とビジネスクラス56席、プレミアムエコノミー73席を配置。ハワイの青空や星空、海をイメージした壁紙や照明が施され、各座席のモニター画面にもハワイの風景などを流して搭乗客を迎える。
エコノミークラスのうち後方の60席は、足置きを上げて座面を広げ、3~4席分をベッドのように利用できる「カウチシート」を国内航空会社で初めて採用した。客が自身で飲み物や軽食を取っていけるバーカウンターを設けたほか、流し台を備え、着替えや授乳などに使える多目的ルームも設置した。
「FLYING HONU」は5月24日に就航。当面は週3往復し、2機態勢となる7月1日からは週10往復となる予定。(福田祥史)