秋田県警は17日、秋田市雄和種沢(ゆうわたねざわ)の作業小屋から乳児の遺体3体が見つかったと発表した。いずれもほとんど白骨化しており、死後数年たっているとみられるという。県警が、死体遺棄事件として調べている。
秋田東署によると、16日午後2時40分ごろ、作業小屋の持ち主の70代男性から「赤ちゃんのような死体を発見した」と通報があった。県警が確認したところ、作業小屋の2階の物置部屋にあった段ボール箱などに、遺体が計3体入っていた。持ち主の40代の長男が、小屋を掃除中に見つけたという。
県警が17日に司法解剖した結果、乳児の骨と確認された。性別は不明で、布のようなものにくるまれていた遺体もあったという。
現場はJR秋田駅から約17キロ、秋田空港からは約4キロ南で、田園地帯の一角にある。