大分県由布市湯布院町で宿泊施設を営む男性(44)がツイッター上で、公衆温泉で若い女性と混浴できたことを良い思い出とした男性客の話題とともに、女性軽視とも受け取られる投稿をした。「炎上」し、業界団体も巻き込んだ形で、謝罪に追い込まれる騒ぎとなった。
【写真】男女混浴「下ん湯」入り口の案内。地元の人以外でも入浴できる
男性は観光地・由布院温泉からほど近いユースホステルの経営者。3月8日、ツイッターに宿のアカウントで投稿した。
《昨日宿泊の男子学生4人組に由布院の良かった所を聞くと「下の湯です!」と即答。そこは町で唯一の公衆混浴温泉。彼らが入浴中に若い女性が入ってきたそうです。一生の想(おも)い出になったとか。世界の女性陣には知って欲しい。皆さんには特大の魅力が備わっているという事を!》
登場する温泉は「下ん湯」。名所・金鱗(きんりん)湖のそばにある共同浴場だ。古くから地元の人に使われてきた流れで現在も混浴で、一般の人も入れる。
男性の投稿を見た人から「女性は観光資源ではない」「明らかなセクハラ」といった批判が集まったが男性は反応を見ておらず、反響が広がった17日、周囲から「大変なことになっているよ」と知らされた。
男性は17日中に「軽い気持ちで書き込んでしまった」「女性軽視や性的な思いで書き込んだつもりは決してありません」などと釈明。18日午前、「至らなさを痛感し、深く反省しております」などとツイッター上で改めて謝罪し、元の投稿を削除した。
日本ユースホステル協会でも職員が投稿に気づき、男性から話を聞いた上で、17日付で「不快な思いをされた皆様に、深くおわび申し上げます」などとする謝罪文を公表した。会員から問い合わせもきており、今後の対応を検討中という。
男性は18日朝から地元の観光…