自民党栃木県支部連合会で複数の幹部が、不適切な会計に関する証言をしたことについて、同県連会長の茂木敏充経済再生担当相は22日、閣議後の会見で「支出については法令にのっとり、適正に処理し、報告している」と述べた。一方、県連内部からは「不適切な支出の報告があったことは事実。再調査するべきだ」との声が上がっている。
「自民の評判下がる」不適切会計公表せず 県連幹部証言
自民栃木県連で不適切支出 複数幹部が証言、県連は否定
朝日新聞は21日付の朝刊で、県連の内部調査で不適切な会計処理が見つかり、県連の会議で報告されたが非公表となった、との複数の県連幹部の証言を報道。県連は同日、「会計調査をした事実はない」「従前の会計の確認を行ったが、『不適切会計』という指摘はなかった」などとコメントを出した。
茂木氏は会見で「県連コメントの通り」と述べ、自身への報告についても「受けていない」と説明した。
これに対し、複数の県連幹部は…