日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)の弁護団の弘中惇一郎弁護士は25日、ゴーン前会長が4月10日以降に記者会見を開く予定だと明らかにした。前会長は天皇陛下が退位する同月30日までには実施したい考えだという。
カルロス・ゴーン もたらした光と影
弘中氏によると、この日の弁護団会議にはゴーン前会長も出席。会見について前会長は「海外のメディアも来てほしい」と話したという。また法的助言を求めるため、弘中氏の同席を要望したという。会議では、三菱自動車の取締役会(3月26日)と日産の取締役会(同27日)のいずれにも前会長が出席しないことも決めた。
弁護団は、東京地裁が前会長の初公判を9月にも開きたい意向を示したことについても検討。証拠開示などで時間的な余裕がないことなどから、9月の初公判には否定的な意見が出たという。