東京都文京区の自宅で妻を殺害したとして殺人罪に問われ、一審で懲役11年の判決を受けた講談社のコミック誌「モーニング」元編集次長・朴鐘顕(パクチョンヒョン)被告(43)=休職中=について、東京高裁(後藤真理子裁判長)は28日、保釈を認めた東京地裁の決定を取り消す決定を出した。
講談社元次長、殺人罪初公判で無罪主張「妻は自殺した」
弁護人が22日に保釈を請求し、地裁は27日、800万円の保釈保証金で保釈を許可した。殺人罪で長期の実刑判決を受けた被告の保釈が認められるのは異例で、検察側はこれを不服として高裁に抗告していた。
朴被告は2016年8月に自宅で妻(当時38)の首を圧迫して窒息死させたとして逮捕、起訴され、今月6日の地裁判決は「自殺だった」という無罪主張を退けた。被告は7日に高裁に控訴した。