東京都杉並区の自宅アパートで保育士照井津久美(つぐみ)さん(32)が殺害された事件で、アパートの屋根に足跡が残っていたことが捜査関係者への取材でわかった。外階段側からベランダ側まで照井さん方に向かって歩いたような跡があるという。照井さん方の室内にあったものと酷似しており、警視庁は犯人が屋根を通って照井さん方に直行した疑いがあるとみている。
捜査関係者によると、照井さん方は2階建てアパートの2階で、外階段を上りきった場所の周辺や、外階段と反対側にある照井さん方のベランダの手すりに、足をかけたような跡が複数見つかった。屋根の上には外階段側と照井さん方を結ぶ対角線の周辺に、照井さん方のものと酷似した土足の跡が残っていた。
外廊下や外階段からは血痕のようなものが見つかっている。警視庁は照井さんを殺害した犯人が浴びた返り血などの可能性もあるとして鑑定を進めるとともに、屋根を伝ってベランダから照井さん方に侵入し、玄関から逃走したとみて詳しく調べている。
ベランダ側の窓ガラスは、鍵付…