東京地検特捜部に会社法違反(特別背任)容疑で再逮捕された日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)は3日(日本時間4日午前)、「今朝の逮捕は言語道断で恣意(しい)的だ」と反論するコメントを出した。ゴーン前会長は米国の代理人を通じて「日産の何者かが検察をミスリードすることで私を黙らせようとする新たな試みの一環だ」と指摘。そのうえで「私に対する容疑に根拠はなく無実だ」と訴えた。
カルロス・ゴーン もたらした光と影
記者会見を11日に予定していたことから、「私を再逮捕することで、検察はその機会を否定したが、真実は明らかにしてみせる」などと述べた。(ニューヨーク=江渕崇)