仏民放ニュース局LCIは4日、逮捕直前に行ったというカルロス・ゴーン前会長のインタビューの一部を、テレビ放送に先立ち、インターネットに公開した。同局記者が仏時間3日にネットを通じて、日本の弁護士事務所にいるゴーン前会長に質問したという。
カルロス・ゴーン もたらした光と影
ゴーン前会長は「私は無実だ」と強調し、自身が「外国で恐ろしい状況に巻き込まれている」として、「仏市民としての私の権利が擁護されるよう、仏政府に訴えた」と明かした。
ゴーン前会長は「昨年11月の逮捕以来、私への新たなうわさや非難が生まれなかった日はない。多くのウソが語られてきたが、それらは一つずつ暴かれようとしている」と潔白を主張した。LCIによると、「私は90%の確率でこれから逮捕されるだろう」とも述べたという。
同局は、日本時間5日午前3時半にインタビューをテレビで放送するとしている。(パリ=疋田多揚)