秋篠宮家の長男悠仁(ひさひと)さまが通うお茶の水女子大学付属中(東京都文京区)の悠仁さまの机に刃物が置かれた事件で、工事業者を装って教室に侵入した男に似た人物が、同校に近い東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅の防犯カメラに映っていたことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は、男が事件後に地下鉄で逃走した可能性があるとみて調べる。
悠仁さまの机にナイフ 通う中学校、不審な男の映像
捜査関係者によると、ヘルメットや手袋を身につけ、青色っぽい作業着を着た中年の男が26日昼ごろ、同校の職員にインターホンで「水道工事の者です」と告げて、校内に侵入したとみられる。
その後の調べで、同校の防犯カメラなどに映ったこの男に人相などが似た人物が事件後、同校正門から東に約300メートル離れた茗荷谷駅の防犯カメラにも映っていたことがわかった。同庁は、男が徒歩で同駅まで向かい、地下鉄を使って逃走したとみて調べている。
同校では26日昼ごろ、悠仁さまの机の上に2本の果物ナイフが粘着テープで棒に固定された状態で置かれているのが見つかった。刃の部分はピンク色に塗られていた。脅迫の文言などは確認されていない。警視庁が建造物侵入容疑で男の行方を追っている。