岐阜県高山市丹生川町の農道空港「飛驒エアパーク」を2日に離陸したグライダーが行方不明になり、3日午前6時20分ごろ、捜索中の自衛隊機が長野県の焼岳の南側でグライダーを発見した。岐阜県警によると、乗っていた東京都狛江市の男性(59)と岐阜県各務原市の男性(59)に意識はあり、目立った外傷もないという。
県警によると、グライダーは2日午前11時45分ごろに離陸し、北アルプス方面を飛行していた。同日午後1時過ぎに男性の1人から仲間に「不時着したが、場所がわからない」などと携帯電話で連絡があった。その後、連絡が取れなくなり、仲間から空港の管理人を通して消防に通報があったという。
警察や消防が捜索にあたったが、2日午後6時45分ごろに日没で中断。3日午前5時半ごろから自衛隊の飛行機やヘリなども加わって捜索を再開していた。(大野晴香)