世界の人口は増え続け、2030年には86億人に達しそうだ。遠くないうちに家畜の飼料生産が追いつかなくなり、たんぱく質不足に陥るかもしれない。解決策は昆虫食か、藻類か人工培養肉か……。企業や大学の模索が始まっている。
世界初ブラックホール撮影成功 国立天文台などのチーム
粉末コオロギはエビの味! 昆虫学者、商品化へ研究中
地球上には食べられる昆虫が1900種以上存在し、食品や飼料としての可能性は多く残されている――。
将来のたんぱく質不足を回避するため、昆虫を食材にしたり、家畜の飼料に活用したりすることを勧める報告書が2013年、国連食糧農業機関(FAO)から公表された。このころから世界中で、具体的な打開策に挑む企業が増えている。
FAOが危惧する背景の一つが…