初めて会った人たちが夜、興に任せて語り合うという架空のバーが北海道釧路市にある。毎月1回、年齢も職業もまちまちの人たちが酒などを手に気ままなやり取りを楽しむ。その名も「BAR妄想」。東日本大震災で「価値観が変わった」という主催者の体験に根ざした企画だ。
2回目となった「BAR妄想」は22日午後7時から、釧路市錦町5丁目のイベントスペース「HATOBA」で催された。参加費は無料。20~60代の男女12人が飲み物や食べ物を持ち寄りテーブルを囲んだ。初参加の人も多い。
「妄想」の魅力、言葉の力、北海道の良さ、新しい働き方、被災地を巡るダークツーリズム、マッサージ、相性、四次元、ブラックホールのなぞ……。「釧路市の未来」に落ち着くまで話題は転々とした。笑いの絶えないやり取りは午後10時過ぎまで続いた。
「仕事と関係ない、気軽なつな…