本土最東端の納沙布岬(北海道根室市)には、「令和」最初の日の出を見ようと、早朝から約370人の観光客や市民がマイカーなどで押しかけた。しかし、日の出の予想時刻とされた午前4時11分ごろには、低く立ちこめた雲に阻まれ、太陽は拝めなかった。地元の根室交通のバスツアーに参加した男性は「日の出が見えなくて残念だが、なかなかできない経験ができた」。
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一方、東京・池袋の高層ビル「サンシャイン60」の展望台には、令和初の日の出を見るイベントに約100人が集まった。ただ、窓外に見えるのは真っ白な曇り空。建物一つ見えず、「全然、太陽出てねえ」「もう無理だ」。来場客らは苦笑いを浮かべながら、家路についた。