トランプ大統領は、ツイッターで日米貿易交渉について「多く(の成果)は7月の選挙後まで待つ」と投稿した際に、「選挙」を「elections」と複数形で表記した。これに対し、野党からは「衆参同日選を意味しているのか」との臆測が飛び出した。
永田町では、夏の参院選に合わせて衆院を解散して衆参同日選となる観測が強まっている。共産党の小池晃書記局長は26日、トランプ氏の投稿を引用し、「electionsですから。いつから解散が米大統領の専権事項になったのか」とツイートした。
27日には立憲民主党の枝野幸男代表が訪問先の水戸市で記者団の質問に答え、「誰よりも先に米大統領に解散するかどうかを話していたとしたら、それはおかしな話じゃないか」と指摘。国民民主党の玉木雄一郎代表も国会内で記者団に「複数形になっているので参院に加えて衆院か、という話が出ている。『7月』ということは明確に言っているので、国会(会期)の延長はないのかな」と語った。
英語の表現では、国の議会選挙は単数形のときも複数形のときもある。