文部科学省のキャリア官僚が覚醒剤取締法違反容疑などで逮捕された事件を受け、柴山昌彦文科相は29日、報道陣に「一連の不祥事で国民の信頼を失った文科省において、再び国民の信頼を失う事案を引き起こしたことをおわびします」と語った。職員の処分については「事実関係の確認がとれ次第、厳正に対処する」とした。
文科省キャリア官僚、覚醒剤と大麻所持の疑いで逮捕
関東信越厚生局麻薬取締部が28日に逮捕した福沢光祐容疑者(44)は初等中等教育局で、高校改革などを担っていたという。霞が関では、経済産業省のキャリア官僚も覚醒剤取締法違反などの罪で起訴されたばかり。柴山氏は「誠に遺憾であり、あってはならないことだ」としたうえで、「政府として改革することに協力していく」と述べた。(矢島大輔)