21日午前10時ごろ、東京都立川市の陸上自衛隊立川駐屯地で、陸自東部方面航空隊所属の多用途ヘリコプター「UH1J」が着陸に失敗し、機体が損傷した。男性操縦士2人が乗っていたがけがはないという。
防衛省によると、ヘリは訓練中で、駐屯地周辺の決められた経路を飛行した後に着陸するところだった。故障を想定した訓練などを行っていたという。機体は、後部のテール部分が折れ、メインローター(上部の回転翼)も壊れた。そばの芝生がえぐられており、メインローターが地面に接触した可能性がある。同省が当時の状況や原因を調べている。
同機は全長約17・4メートルで幅は約14・7メートル。高さ約4メートルある。
岩屋毅防衛相は閣議後の会見で「周辺住民のみなさまにご心配をおかけすることになり、申し訳なく思う」と謝罪した。