東京都内で1~2月、「アポ電」と呼ばれる不審な電話の後に高齢者宅に強盗が相次いで押し入った事件で、警視庁は、強盗罪などで起訴された男3人とともに、新たに埼玉県吉川市吉川、職業不詳大竹純平容疑者(26)を別の窃盗容疑などで逮捕した、と26日発表した。捜査関係者によると、大竹容疑者は高齢者宅の資産状況などの情報を男らに伝えていた可能性があるといい、同庁は強盗事件との関連も調べている。
ほかに逮捕されたのは須江拓貴(22)、小松園竜飛(たつみ)(28)、寺島健太(33)の3容疑者。捜査1課によると1月12日未明、東京都中央区の不動産会社に侵入し、金庫1個(3万円相当)を盗んだ疑いがある。同庁は大竹容疑者の情報をもとに3人が実行したとみている。大竹、小松園両容疑者は黙秘し、ほかの2人は容疑を認めているという。
一連の強盗事件では、須江、小松園両容疑者が酒井佑太被告(22)とともに強盗致死罪などでも起訴されている。