5歳の次女のほおを殴ってけがをさせたとして、福岡県警は2日、母親の美容師堀内恵(39)=同県大任町=と、内縁の夫のとび職坂本英樹(46)=同県福智町=の両容疑者を傷害の疑いで逮捕し、発表した。堀内容疑者は「言うことを聞かず、腹が立った」と容疑を認め、坂本容疑者は「堀内容疑者がたたいていた」と供述しているという。
田川署によると、2人は4月下旬か5月上旬ころ、堀内容疑者宅で次女の顔を複数回平手で殴り、2週間のけがを負わせた疑いがある。坂本容疑者は「食事の行儀が悪く、くせを直すように(堀内容疑者に)言った」という趣旨の供述もしているという。
堀内容疑者には次女のほかに10代後半の長女と長男の計3人の子どもがおり、長女が5月上旬、「妹が母の交際相手から虐待されている」と児童相談所に連絡。児相が県警に通報した。警察官が堀内容疑者宅を訪れたところ、次女のほおが腫れていたため、児相と協力し、3人を一時保護したという。