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交通運輸部(省)は27日、交通運輸部国際物流業務専門チームの調整の下、国際郵便コンテナ12個を積載した貨物船が上海港からイスラエルのハイファ港に向けて出航したことを明らかにした。4月10日に中遠海運集団と中国郵政集団が海運郵便試験業務を展開し始めて以来、これが第6陣の海運国際郵便物輸送となる。人民網が伝えた。
新型コロナウイルス感染の世界的蔓延にともなって、海外の個人用物資、特に防疫医療物資などの郵送に対するニーズが急増している。しかし感染拡大の影響を受け、国際航空便が大幅な減便になり、航空貨物輸送能力が明らかに低下しており、中国郵政集団の海外郵便輸送業務が大きな影響を受け、国際郵便物が大量に滞留している。円滑な国際輸送経路を保障するため、交通運輸部の統一配置に基づいて、国際物流業務専門チームは中遠海運集団と中国郵政集団との業務連携を積極的に調整し、新たに国際郵便物の海運サービスを提供している。
4月27日の時点で、中遠海運集団は中国郵政集団がイスラエルやニュージーランド、ブラジル、日本の4ヶ国に宛てた40フィートコンテナ計24個、約160トンの国際郵便物の輸送を請け負った。今後も南米やアフリカなどに向けて、新たな国際海運郵便物輸送路を開拓し、郵便物の滞留状況を緩和していく。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年4月28日