第3回中国国際輸入博覧会の技術設備エリアについての説明会が27日に行われた。そこで明らかにされたところによると、第3回輸入博の技術設備エリアは「陣容が拡大して高度化する」予定で、省エネ・環境保護の展示に重点が置かれるという。また輸入博の展示面積のうち70%以上がすでに契約済みで、契約に調印した出展企業数は1100社に達するという。新華社が伝えた。
中国国際輸入博覧局の孫成海副局長は、「第3回輸入博の技術設備エリアの出展品は自動化、スマート製造の上に、高速・精密化、フレキシブル・集積化、グリーン・省エネ化といった産業の発展トレンドを重点的に融合させるものになる」と説明した。
国家省エネセンターの楊博副センター長は、「省エネ環境保護コーナーの面積は1万平方メートルに達する予定で、省エネ・節水と新エネルギー、資源の総合的循環利用と環境保護といった業界の注目する分野に焦点を当て、クリーン暖房、美しい農村などのテーマの総合展示シーンを設置し、来場者に相互連動型の『グリーンで画期的な技術』を体験してもらう。また政策の解説、企業マッチング会などの関連イベントも同時期に開催し、『グリーン製造の国際協力』をバックアップする」と説明した。
イケアの親会社のインカ・ホールディングスは今年はこの省エネ環境保護コーナーへの出展を選択し、契約した面積は第2回出展時の2倍になった。インカ社のダビール中国不動産部門代表は、「中国は当社にとって世界で最も重要な市場の一つであり、中国の省エネ・環境保護市場のポテンシャルは巨大だ。今年の出展では、各界と共に未来のホームという理念、循環経済、再生可能エネルギーなどの新たなタイプの実践とホットな話題を探求する」と述べた。
3回目の出展となる不二越(中国)有限公司の原英明総代表は、「中国は省エネ・環境保護政策、輸入拡大政策への支援を持続的に拡大しており、当社は中国の製造業技術革新のプロセスにより深く関わりたいと考えている」と述べた。
東浩蘭生(集団)有限公司は技術設備エリアの出展招致協力パートナーの1つだ。同社の劉宏傑副社長は、「製造業にとって、ニーズの一時的な落ち込みが技術イノベーションの歩みに影響することはなく、博覧会は引き続き企業がイノベーションのソリューションを全面的に展示するための最良のプラットフォームになる。技術設備分野において、十分に準備ができた出展企業にとっては、その製品がビジネスサイドの法人顧客やコンシューマーサイドの個人顧客を求めているとしても、政府調達を志向しているとしても、第3回輸入博は今年の最良の選択肢になる」と述べた。
第3回輸入博は今年11月に上海市で開催される。世界初の輸入をテーマにした国家レベルの展示会だ。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年4月28日