勘違いしがちな「省エネ行動」の例
連日の猛暑で、冷房が大活躍する季節です。電気代を節約するため、「省エネ」を心がけている人も多いのではないでしょうか。でも、省エネのつもりが実は効果が乏しかったり、逆効果だったりする誤解も多いようです。
いきなりクイズです。
「すべての電化製品には待機電力がかかるため、プラグを抜いたほうが省エネになる」
この答えは……「×」。
一般に広く知られる省エネの方法のようにも感じますが、そもそも洗濯機やドライヤーは、ほとんど待機電力を消費しません。最近では、電子レンジなども待機電力があまりかからない製品が増えています。テレビの予約録画など、電源を入れていない時の機能を想定した家庭用電化製品(家電)もあります。
また、エアコンは待機時に内部の冷媒を循環させており、プラグを抜いた状態から急に使うと故障する恐れがあります。そのため、頻繁に使う夏場や冬は抜くべきではありません。
「とにかくプラグを抜けばいい」というものではなく、機器ごとの特徴を正しく把握することが大切です。
このクイズは、熱機器メーカー…