在大阪中国総領事館の何振良総領事は10日、広東省と海南省を代表して、兵庫県の井戸敏三知事に寄贈する医療物資を受け渡した。新華社が報じた。
何総領事は、「中国で新型コロナウイルス感染拡大が深刻化した時、兵庫県はすぐに援助の手を差し伸べてくれた。中国はそのことを深く感謝し、心に銘記している。広東省と海南省は、兵庫県の友好提携先。兵庫県が今後、両省など中国の関係する地域との実務的な連携を一層強化することを願っている。当総領事館はそのために積極的なサポートを提供する」と語った。
井戸知事は、「今年3月、当県でマスクなどの医療物資不足が深刻になっていた時、広東省と海南省が援助してくれ、まさに雪中送炭だった。今回の寄贈は、兵庫県で今後新型コロナウイルス流行の第二波が発生した時に対応する時に活用できる。当県はこれまで、対中関係の発展を非常に重視してきた。今後も、広東省や海南省などの地域との人員の往来、また、医療、健康、観光などの分野の実務的な連携を重点的に強化したい。今年は当県と海南省が友好提携を締結して30周年。新型コロナウイルス流行が収束したら、広東省と海南省を訪問し、感謝を表したい」と語った。
今回、広東省と海南省が寄贈した医療物資は、県内の感染症指定医療機関や高齢者施設に配布される。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年6月11日