1月15日、集団隔離臨時施設・黄荘公寓のプレハブハウスを設置する作業員ら。(撮影:楊世堯)
河北省石家荘市正定県と藁城区の境界にある黄荘村の南部で現在、新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者や二次接触者を集団隔離する臨時施設「黄荘公寓」の建設が急ピッチで進められている。厳しい寒さのなか、作業員は昼夜問わず作業をしている。同プロジェクトの敷地面積は約34ヘクタール、建築面積はのべ6万9000平方メートル。3000室が設置される。
同施設は、「濃厚接触者・二次接触者一人につき一部屋」という基準が採用され、トイレ・浴室付の18平方メートルの各部屋にベッド、布団、机、椅子、空調設備、給湯器、Wi-Fiなどの生活必需品が完備される。
ネットユーザーは、ネットを通じて臨時施設の工事をモニタリングする「クラウド現場監督」となっている。15日の時点で、中央テレビニュースが設置したライブ配信ルームで、「監督」するネットユーザーの数が260万人を超えた。
ライブ配信ルームでは、ネットユーザーから建設支援、援助をしたいという声が続々と寄せられている。例えば、湖北省武漢市の臨時病院・火神山と雷神山の建設に携わった作業員というあるネットユーザーは、「募集があれば必ず応募する」としている。また、運転手や溶接工、医学生であるネットユーザーもいる。「必要があれば、いつでも行ける準備をしている」との声を寄せている。
「クラウド現場監督」は、2020年の人気ネット用語で、火神山や雷神山が建設された時には、1億人以上のネットユーザーが「クラウド現場監督」となった。 (編集KN)
「人民網日本語版」2021年1月16日