王毅国務委員兼外交部長(外相)は30日、第16回「北京-東京フォーラム」開幕式にビデオメッセージを寄せ、挨拶を述べた。新華社が伝えた。
王部長は、「新型コロナウイルス感染症により、世界各国は人類が運命を共にする共同体であることを深く実感し、そして中日両国国民の伝統的友好関係も改めてはっきりと示された。民間の友好は終始、中日関係発展の重要な礎となってきた。しかし、現在両国の国民感情にはギャップが生じており、この点を我々は重視し、深く考えるべきだ」と指摘した。
また王部長は、「情報化とスマート化という新時代にあって、大衆とソーシャルメディアは両国の人々の相互認知と感情交流において重要な影響を及ぼし、そして特別な責任も担っている」と強調。さらに、両国メディアに対し次の3つの提言を行った。(1)真実を追求する。相手国について報道する際には実際の状況に基づいて伝える。(2)善意を伝える。両国の社会制度や理念の違いや差を乗り越え、より包摂的で友好的な態度で、両国国民のさらなる相互理解と相互認知を促す。(3)未来を共に築く。両国メディアが高い見地から長期的に展望し、未来に着眼して、中日協力のポジティブなエネルギーを結集し、アジアと世界が発展する新たなビジョンを示すことを望む。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年11月30日