ボアオ・アジアフォーラム公式サイトは25日、同フォーラムの2021年次総会を4月18~21日に海南省博鰲(ボアオ)で開催することを発表した。海南日報が伝えた。
過去1年間、かつてない新型コロナウイルスのパンデミックが全世界を席巻し、世界経済は衰退し、国際的な対立や紛争が増え、グローバルな試練が一段と際立ち、世界情勢の大変動が加速した。ポストコロナ時代の世界はどこへ向かうのか?どのようにして危機をチャンスに変え、グローバル・ガバナンスを整備するのか?世界の直面するこうした時代の課題は、国際社会が共に考え、対処することを早急に要している。世界経済の成長における最も活力ある地域であるアジアは、パンデミックの中でも一体化のプロセスにおいて重大な進展を得た。グローバルな物品・サービス貿易が縮小し、生産要素の移動が妨げられる中、「一帯一路」(the Belt and Road)協力は一定程度において各国の相互接続の不足を補い、アジア及び隣接地域の経済回復と社会発展を促進し、グローバル・ガバナンスの整備に「アジアの視点」を提供した。
ボアオ・アジアフォーラムは関係各方面の意見を幅広く求め、今年の年次総会は「中国を読み解く」、「世界情勢の変動を把握する」、「一帯一路協力」、「産業変革を受け入れる」、「新技術と共に」、「発展を共有」の6つの議題を設けた。踏み込んだ議論を通じて、ポストコロナ時代の世界の発展とグローバル・ガバナンスのためにより多くの共通認識を形成し、さらに多くの原動力をもたらすことを目指す。
ボアオ・アジアフォーラムの発足から2021年でちょうど20年になる。アジア地域の協力プロセスにおいても、フォーラム自身の発展にとっても、今年は重要な意義を持つ。過去20年間、フォーラムはアジア経済の一体化と世界の共同発展の促進に終始尽力してきた。今後もこれまで同様にアジアと世界の発展のためにプラスのエネルギーを結集させていく。
2021年の年次総会はオフラインの会議を中心に開催される。同時に、感染防止・抑制の必要性及び海外渡航制限の解除が当面は困難であることを考慮し、一部の会議をオンラインとオフラインを結び付けた形で開催して、防疫面の安全確保を前提に出席者の便宜を図る。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年2月25日