世界トップレベルの人工知能(AI)プラットフォーム型企業としての百度(バイドゥ)は11日、スマートカー企業を設立し、完成車メーカーとして自動車産業に進出すると発表した。浙江吉利持株集団が新会社の戦略的協力パートナーになるという。中国新聞網が伝えた。
新たに設立される百度汽車公司は乗用車市場に照準を合わせ、ユーザーがより優れたスマート電気自動車(EV)を購入できるようにする。スマートカーの設計・開発、製造、販売・サービスの全産業チェーンに注目し、百度の強みであるAIとインターネットのテクノロジー的遺伝子を継承し、オープンプラットフォーム「Apllo」の自動運転能力を利用し、自動車スマート化分野での8年に及ぶ経験の優位性を発揮し、スマートカー製品の形態を再構築して、スマート交通時代の変革者になるという。
百度汽車公司は親会社の企業体系から独立し、独自の運営を維持する。同時に百度はAI、Apollo自動運転プラットフォーム、小度車載OS、百度地図などのコア技術によって新会社に全面的にエネルギーを注入し、急速成長を後押しする。
百度汽車公司は中国トップレベルの自動車メーカーの吉利を協力パートナーに選び、吉利持株集団が出資して新会社の戦略的パートナーになる。今後、双方は吉利の最新の研究成果である世界トップレベルのEVプラットフォーム「浩瀚SEA」(スマート進化体験プラットフォーム)に基づき、スマートカー製造の関連分野で密接な協力を展開し、次世代スマートカーを共に打ち出していく。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年1月13日