上海市公安局は取材に対して、上海公安機関はすでに、市全域で統一フォトバンクプロジェクトを実施していることを明らかにした。市民は上海市公安機関が発行する各種証明書の手続きをする際、証明写真が必要な場合は、統一フォトバンクにすでに保存されている条件にマッチした写真か、新たに写真撮影するかを選ぶことができる。人民日報が報じた。
証明書発行業務を行う上海静安公安分局の警察官(写真提供・上海公安局)。
新たに撮影した写真は、その時の手続きに使用できるほか、統一フォトバンクに、他の証明書に使用できる写真として保存される。市民は、他の証明書の手続きをする必要がある時にそれを使用することができ、「1度の撮影で、何度も使用できる」ため、何度も撮影したり、撮影のためにいろんな所を行ったり来たりするという状況を解消できる。市民の満足度や獲得感向上につながると期待されている。
統一フォトバンクは、上海市公安機関が発行する身分証明書、運転免許証、パスポート、往来港澳通行証、往来台湾通行証など、各種証明写真が必要な証明書の手続きをする際に使うことができる。その使用には追加料金などが徴収されることはない。
公安機関は今年1月下旬から、統一フォトバンクの全面的応用業務を開始しており、すでに写真2500万枚以上が保存され、延べ約1800人がフォトバンクの写真をチェックし、使用した。
上海公安機関は今後も、関連のシステムやプロセスを最適化し、写真を応用できるシーンを増やし、スマホの自撮り画像などもアップできるようにするなど、さらに便利な機能追加を模索していく計画だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年3月10日