「劉慈欣SF漫画シリーズ」は、中国のSF作家・劉慈欣の小説を初めてシリーズ漫画にした作品。劉慈欣の名作のうち中・短編小説14作品、長編小説1作品が収録され、2年以内に段階的に出版される計画だ。そのうちの4作品、「流浪地球」、「郷村教師」、「夢之海」、「円円的肥皂泡」が今年6月末までに漫画化され、出版される予定だ。 漫画家チーム計26人は、フランスやイタリアなど海外の漫画家のほか、張暁雨や楊偉林、呉青松、劉■(■は王へんに韋)などの中国の漫画家から構成されている。各作品はシナリオと作画、色付けの各パートをそれぞれの専門のクリエイターや漫画家、カラーリング作家が担当している。例えば、「流浪地球」の漫画版のシナリオは、クリストフ・ベックが、作画はStefano Raffaelが、色付けはブラジルのカラーリング作家が担当するといった具合だ。 第一弾に同4作品が選ばれた理由について、同プロジェクトをプロデュースする李贇氏は、「劉慈欣の初期の作品で、どれも短編小説。理解するのが比較的簡単で、分かりやすい。そのため、劉慈欣のSF世界の入門編作品と言える。ストーリーを大きく変えることはなく、原作のストーリーの構造や人的・文化的精神やコアとなるスピリッツなどがそのまま残される」と説明する。 そして、「映画や舞台劇などの関連コンテンツと比べると、漫画コンテンツの特徴とメリットは、まず、製作コストが安く、製作周期も比較的短い点だ。次に、漫画コンテンツは、絵画アートの魅力と特質を備え、バラエティーに富んだ色彩、なめらかできめ細かなラインを通して、読者に絵画アートの美しさを楽しんでもらうことができる。その他、映画・ドラマ作品と同様、漫画はスケールの大きな劇的なSFシーンを、具象的に、生き生きと、アート化して描写することができる。これも、ラジオドラマなどのアートコンテンツにはないメリットだ」とする。 中国のSF漫画の市場について、李氏は、「今の中国では、漫画や映画を含めたハイクオリティのオリジナルSFコンテンツはまだ限られている。そのため、各年齢層の人々のニーズを満たすことはまだまだできない。しかし、大量のハイクオリティのSFコンテンツが生まれるようになると、中国の人々、特に『目の肥えた』若い世代も、迷うことなくそれらを受け入れ、楽しむようになると確信している。その道は険しく厳しいが、未来は非常に明るい」との見方を示す。(編集KN) 「人民網日本語版」2021年2月5日 |
SF作家・劉慈欣の作品シリーズが初の漫画化
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