中国国家鉄路集団有限公司によると、このほど時速250キロメートルのCR300型復興号高速列車の研究開発が終了し、間もなく杭深(杭州-深セン)、連鎮(連雲港-鎮江)、貴広(貴陽-広州)など複数の高速鉄道で運行開始することになった。これにて時速160−350キロの復興号シリーズ高速列車のすべてが運行開始される。これは中国の鉄道の科学技術革新の重要な一歩を踏み出したことを意味する。中国の高速鉄道技術は引き続き世界をリードしている。人民日報海外版が伝えた。
同社の関係責任者によると、同社は第13次五カ年計画期間(2016−20年)に中国国内の関連する企業、大学、科学研究機関を率い、高速鉄道重要装備分野で技術革新を展開し、一連の重大な進展を実現した。完全に独自の知的財産権を持つ中国の高速列車技術革新プラットフォームを構築し、車体、台車、けん引、制動、ネットワークなどの鍵となるコア技術を体系的に確立した。中国高速鉄道装備フルセット実証実験システムを構築し、さまざまな速度レベルを網羅し、さまざまな運用の需要を満たす復興号シリース製品を開発した。
同責任者によると、全国の鉄道の復興号列車運行規模は現在1036往復にのぼり、累計で8億3600万キロメートル安全運行しており、旅客を延べ8億2700万人輸送している。復興号は来年、中国大陸のすべての省(自治区・直轄市)を走る見通しだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年12月21日