楽天モバイルは2025年4月28日、スマートフォンでの衛星通信技術の実用化に成功したと発表した。従来の基地局を介さない衛星直接通信により、災害時や山間部でも安定した通信が可能に（@excite, 2025-03-18）。実証実験では、北海道の離島で4Gレベルの通信速度を達成し、2025年内に全国展開を目指す。

この技術は、地方の通信格差解消に大きな期待が寄せられている。日本では、過疎地域の約20％が高速通信にアクセスできない状況が続いており、楽天モバイルは「全国民にデジタル平等を」と訴える。衛星通信は、Starlinkとの提携により、低軌道衛星を活用。コストは1回線あたり月額500円程度を見込み、既存ユーザーへのオプション提供も予定する。

しかし、課題も浮上している。衛星通信は天候に影響されやすく、豪雨時の接続安定性が懸念される。また、電波干渉を防ぐための法規制整備も必要だ。総務省は「2026年までに衛星通信の商用化ガイドラインを策定する」と表明。

Xでは「山奥でもネット繋がるなんて革命！」「災害時に頼りになりそう」と好意的な声が多い。一方、「料金が気になる」「プライバシーは大丈夫？」との意見も。楽天モバイルは、衛星通信の普及で国内シェア拡大を狙うが、KDDIやNTTドコモとの競争も激化しそうだ。